所用にて日本でのディナーショーのことを調べていました。自分が足繁
く行くタイでのライブと比較して、思いのほかに内容(だけ)が似通っ
ていて、嬉しくなってしまいました。
ただし、そう感じるに至る過程は雲泥の差であり、それらに関して主観
を交えて列記してみることにします。
クリスマスが稼ぎ時?大物歌手が挙って開く「ディナーショー」事情
12月のクリスマス・年末シーズンは有名歌手などディナーショー
が目白押し
その通りです。「ディナーショー」ではありませんが、タイでもコンサ
ートが目白押しで、行きたいコンサートがバッティングすることが日常
茶飯事です。
ワットでのコンサート、ビアガーデンでのコンサート、イサーンカフェ
でのコンサート、テレビ局スタジオでの公開コンサート、タンブンとし
ての養護施設でのコンサートなど、会場の種類は多岐に渡ります。
ベテランが開くことが多いディナーショー
タイではベテランだけとは限りません。ベテランシンラピンがすべて出
払ってしまい、新人シンラピンにお鉢が回って来ることもしばしばです。
普段はなかなかにキューがなくて会うことができないシンラピンに会え
る絶好の機会です。
概して客の年齢層は高く、出演する歌手もヒット曲の多いベテラン
が多い。
年齢層がそれほどに高いとは意識しませんが、客の所得は絶対的に低い
です。
好きな芸能人が各テーブルを回ったり、場合によっては握手やツー
ショット写真も撮れる
場合によらなくても「握手」はステージ前で手を伸ばせば普通にできま
すし、その時に100バーツのチップを渡せば、より一層の効果が見込め
るでしょう。また、ツーショットを撮りたければ登板前や登板後にステ
ージ裏に行けば確実ですし、ステージ上でシンラピンが歌っている時に
チップを渡し、歌っている時のシンラピンとツーショットを撮る強者も
います。
運が良ければシンラピンがステージから客席に下りて来て、イマイチ盛
り上がりに欠ける雰囲気を何とかしようと、客にマイクを向けて客の間
を回る光景に出会えます。これを専門用語で「場外乱闘」と呼びます。
客の距離が近いディナーショーは、歌手にとっては生の歌を聴かせ
るだけでなく、和やかな雰囲気で客を楽しませるしゃべりのうまさ
も要求される。
深夜0時過ぎのモーラムのライブであれば、どのシンラピンも下ネタ100
%の喋りの上手さです。ルークトゥンなら、カンダーの喋りが突出して
います。
人数限定で、人気歌手になればなるほどチケットが入手しにくい。
その席に座れるのというのがディナーショーのステータスです。
高くとも100バーツ払えば誰でも入場できます。また、20バーツで椅子
を借りて最前列のカブリ付きに座るのも自由です。ただし、あまりにも
カブリ付きすぎると、ステージ前面に垂れ下がっている布しか見えませ
ん。
ホテルでのディナーショーは料理を味わいながら間近でお目当ての
歌手を見られるとあってコンサートと比べ高額
その辺で買ってきたイカ焼きやソムタムを味わいながら、間近でお目当
ての歌手を見ることができます。食べ物代は100バーツもあれば十分で
しょう。
終了後、シンラピンに飯に誘われることがありますので、現場で食べ過
ぎてしまうと、後の食事会で何も食べられません。
利益のためというより「大物出演者を呼べるホテル」だと宣伝できる
こと。
タイも同じです。「大物出演者を呼べるワット」と世間様に宣伝できま
す。では、宣伝できると何かいいことがあるのか?
はい、あります。地域住民からのお布施や浄財が集まり、金持ちワット
の仲間入りです。そして、さらなる大物を呼んで宣伝し、さらなるお布
施が集まって…と資本主義経済での「正のスパイラル」まっしぐらです。
そんなディナーショーのチケットのお値段は?
はい、安ければタダ、高くても100バーツです。
会場入口でお金を払うと入場券をもらえます。ゴミと勘違いして捨てて
しまわないように。
瞬時に思い付く限りでは、ざっとこのような共通点があります。タイの
ライブは日本で言うコンサートではなく、日本でのディナーショーに近
い感覚であると捉えて間違いなさそうです(第5,130話 了)。
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